Ambiguous sky

Explanation / 説明：作品を作る前、iPhoneのカメラロールに何かヒントが無いか見直していたら、夕焼けや雲など空の写真を何十枚も撮っていて、そういえば昔から散歩したりジョギングしたりしながら空をずっと見てるな〜と気づきました。田舎者なので空が見える開けた景色が好きなんです。
全然忠実に再現はしてないんですが、大阪の家の近所の散歩コースの河川敷で撮った雲や夕焼け空と、3年前に行ったアメリカのアリゾナ州フェニックスで衝撃を受けた馬鹿でかい積乱雲を描いています。(フェニックスは空が真っ青で景色が広くて、めちゃくちゃ暑くてとことん夏の気候を味わえて最高でした！)
これまで描いていたシリーズ作品は絵の中のレイヤーの前後感というか、すごく平面的な絵をよく描いていたんですが、レイヤーを透過したり飛び越えて前後感をもっとあやふやにした一枚の絵にしたくて挑戦しました。
キャンバスの形は最近意識的によく描いている、漫画のキラキラ表現を取り入れたラインから作りました。一見普通の石が割ってみると水晶だらけなイメージとか、人間の脳っぽい印象とか色んな見方ができそうな形で気に入っています。

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simo

1988年大分県出生、大阪府在住

ペインター・壁画家。アーティストユニットWHOLE9,SIMIZ,PAMO,KAOMANGAIに所属。主に自然の中の物質やそれらを含む風景や色や形、光の反射・屈折などに焦点を当て、収集したイメージを画面上で交錯させて抽象的につなぎとめる。スタイルに固執せず、その時その時に興味を惹かれる物や事象を気持ちよく描く実験を繰り返す。